2019.12.23(Mon)
LUNA SEA 『CROSS』
Steve Lillywhite との共同プロデュース。LUNA SEAが外部のプロデューサーを起用するなんて、これまでの活動から考えると考えられない。そんなLUNA SEAが起用するプロデューサーならさぞ凄い方を起用するのだろうというところで、Steve Lillywhiteと。
存じ上げなかったので調べてみると、代表されるのはU2のプロデュースですか。グラミー6度受賞されてるようで。LUNA SEAが選ぶなら、これくらいパンチ効いた人になるよな、と納得。
CROSSが発売される前にSteve Lillywhiteプロデュース作を何作か聴いてみたのですが、U2のWAR聴いた時(何回か聴いてるはずなのに)、LUNA SEAと近い感覚を感じました。CROSSで見せたい世界はこれなのかと。
U2好きな方で怒りに触れた場合は華麗にスルーして欲しい個人の感想です。
期待値をあげたままCROSSを聴いたわけですが、まあ語彙力の無い言葉で「すごい」。
確実に過去最高のサウンド。
個々が拘ってサウンドメイクしてるはずだけど、それをSteveが最大限まで引き上げた結果なんだと思います。
Voについても、レコーディング時はポリープ手術前で大変だったようですが、その分、鬼気迫る歌になってます。確実に進化系。
あと、J氏のベースの存在感。前作ではあえて引っ込ませてたように感じてましたが、これでもかというくらいに押し出してますね。でもうるさくない主張となっています。
では、各曲の感想を以下に。
1.LUCA
タイトルがどういう意味を持つのか分からなかったけど、おそらくこれではないでしょうか。
"「Last Universal Common Ancestor」(最終普遍共通祖先)、略して「LUCA」は、その起源を約40億年前にまでさかのぼることのできる単細胞生物だ。"
オープニングに相応しい、ここから広がって行く感がダイレクトに反映された曲。
意識してか、無意識かは知らないが、U2みたいなサウンドに仕上がってて、「ニヤッ」とさせるところが素敵。そして、歌詞のはめ方が独特で新鮮でした。難しそう。
2.PHILIA
オンラインゲームのイメージソング。
その世界観なのか、展開が目まぐるしい。The ONEを6分強に凝縮したような展開です。途中のピアノがメインになるところはThe ONEでのアレンジの経験でしょうか。
INO氏パートだと思いますが、モジュレーター爆発のアルペジオが最高。
3.Closer
どこから聴いてもJ氏原曲。SUGI氏のRougeを思わせるリフがカッコいい。AメロのSUギターとドラムとVo.だけっていうアレンジが良いですね。
前2曲がある種難解な曲なので、この曲が入ることで安心感が出ました。このままだとピンクフロイドとかキングクリムゾンみたいになりそうなのを、軌道修正する役割みたいな?知らんけど。
ライブで盛り上がる曲ですね。
4.THE BEYOND
ガンダム40thのイメージソング。歌詞がその辺りを汲んでいる印象です。今作の中では割とLUNA SEAの王道を感じさせる曲。
ギターがストレートな音を聴かせてくれています。UP TO YOUみたいな感じでしょうか。
5.Your knocking at my door
最初のギターリフが、言い方悪くすれば、少し古臭いんですが、そこにストリングスとかSUGI氏のギターが乗る事で昇華している印象。アルバム曲としての効果が抜群。SUGI氏はこの曲でフレットレスギターを使っているみたいですね。
6.宇宙の詩~Higher and Higher~
ガンダムOriginの主題歌。もうSUGI氏のDelayフレーズ大爆発で、その時点で楽しい。何気にベースが暴れてるんですよね。ドラムが4つ打ちでペースメーカーになった上で各個性が闘っているようなイメージを抱いてます。
7.anagram
何かの曲の始まりに似てると思ったら、Rayのアルペジオのフレーズと少し通ずる部分があります。RYU氏作曲でSUGI氏アレンジ。デカダン、ニューロマをイメージして作ったらしいです。決して単体ではメインになれない曲だと思うのですが、アルバムとかライブだと重要になれる曲です。Face to Faceのように。シンセみたいな音はどう作っているのでしょうか。ギターシンセなのか。
淡々としているのでVoが映えますね。色気。
8.悲壮美
今回のアルバムで1番歌いやすい曲じゃないですか。個人的によく口ずさんでます。どうでもいいですね。
これもガンダムOriginの主題歌。I for youの姉妹曲っぽい位置付けになるようです。サビの後ろで鳴ってるギターの単音フレーズが至高。あと、サビ前のタム回し。あれで持っていかれます。ストリングスのアレンジも難航したみたいですが、その分広がりがハンパない。
9.Pulse
Baの繰り返されるフレーズが気持ちいい。
前作のLUVに入っていてもおかしくないような光のイメージ。J氏原曲ってすぐに分かりますよね。もはや職人か。
10.静寂
6/8、5/8の組み合わせのリズム。最近のLUNA SEAはこういうの平気で挟んできます。凄いのは一聴してあまり気にならないところですね。これまでのアルバムなら、6~7局目に収録されていたであろう曲なんですけど、この辺りもSteveプロデュースの影響なのでしょうか。
最後のアルペジオの隣で聴いてるくらいに近く聴こえる感じ、どうミックスしてるだろうか。恐るべし。
それにしてもRYU氏のVoエグいです。
11.so tender...
牧歌みたいです。牧歌あまり知らんけど。
ライブでは、中盤のクールダウンのパートで演りそうな雰囲気ですね。so tender~静寂の流れとかありそう。
ドラムの存在感凄いです。Steveマジック。
アコースティック1本でも成り立つような曲なので、派手なアレンジは無く(あるんですけど感じさせないという意味で)、潔い。
終わり方も潔い。
存じ上げなかったので調べてみると、代表されるのはU2のプロデュースですか。グラミー6度受賞されてるようで。LUNA SEAが選ぶなら、これくらいパンチ効いた人になるよな、と納得。
CROSSが発売される前にSteve Lillywhiteプロデュース作を何作か聴いてみたのですが、U2のWAR聴いた時(何回か聴いてるはずなのに)、LUNA SEAと近い感覚を感じました。CROSSで見せたい世界はこれなのかと。
U2好きな方で怒りに触れた場合は華麗にスルーして欲しい個人の感想です。
期待値をあげたままCROSSを聴いたわけですが、まあ語彙力の無い言葉で「すごい」。
確実に過去最高のサウンド。
個々が拘ってサウンドメイクしてるはずだけど、それをSteveが最大限まで引き上げた結果なんだと思います。
Voについても、レコーディング時はポリープ手術前で大変だったようですが、その分、鬼気迫る歌になってます。確実に進化系。
あと、J氏のベースの存在感。前作ではあえて引っ込ませてたように感じてましたが、これでもかというくらいに押し出してますね。でもうるさくない主張となっています。
では、各曲の感想を以下に。
1.LUCA
タイトルがどういう意味を持つのか分からなかったけど、おそらくこれではないでしょうか。
"「Last Universal Common Ancestor」(最終普遍共通祖先)、略して「LUCA」は、その起源を約40億年前にまでさかのぼることのできる単細胞生物だ。"
オープニングに相応しい、ここから広がって行く感がダイレクトに反映された曲。
意識してか、無意識かは知らないが、U2みたいなサウンドに仕上がってて、「ニヤッ」とさせるところが素敵。そして、歌詞のはめ方が独特で新鮮でした。難しそう。
2.PHILIA
オンラインゲームのイメージソング。
その世界観なのか、展開が目まぐるしい。The ONEを6分強に凝縮したような展開です。途中のピアノがメインになるところはThe ONEでのアレンジの経験でしょうか。
INO氏パートだと思いますが、モジュレーター爆発のアルペジオが最高。
3.Closer
どこから聴いてもJ氏原曲。SUGI氏のRougeを思わせるリフがカッコいい。AメロのSUギターとドラムとVo.だけっていうアレンジが良いですね。
前2曲がある種難解な曲なので、この曲が入ることで安心感が出ました。このままだとピンクフロイドとかキングクリムゾンみたいになりそうなのを、軌道修正する役割みたいな?知らんけど。
ライブで盛り上がる曲ですね。
4.THE BEYOND
ガンダム40thのイメージソング。歌詞がその辺りを汲んでいる印象です。今作の中では割とLUNA SEAの王道を感じさせる曲。
ギターがストレートな音を聴かせてくれています。UP TO YOUみたいな感じでしょうか。
5.Your knocking at my door
最初のギターリフが、言い方悪くすれば、少し古臭いんですが、そこにストリングスとかSUGI氏のギターが乗る事で昇華している印象。アルバム曲としての効果が抜群。SUGI氏はこの曲でフレットレスギターを使っているみたいですね。
6.宇宙の詩~Higher and Higher~
ガンダムOriginの主題歌。もうSUGI氏のDelayフレーズ大爆発で、その時点で楽しい。何気にベースが暴れてるんですよね。ドラムが4つ打ちでペースメーカーになった上で各個性が闘っているようなイメージを抱いてます。
7.anagram
何かの曲の始まりに似てると思ったら、Rayのアルペジオのフレーズと少し通ずる部分があります。RYU氏作曲でSUGI氏アレンジ。デカダン、ニューロマをイメージして作ったらしいです。決して単体ではメインになれない曲だと思うのですが、アルバムとかライブだと重要になれる曲です。Face to Faceのように。シンセみたいな音はどう作っているのでしょうか。ギターシンセなのか。
淡々としているのでVoが映えますね。色気。
8.悲壮美
今回のアルバムで1番歌いやすい曲じゃないですか。個人的によく口ずさんでます。どうでもいいですね。
これもガンダムOriginの主題歌。I for youの姉妹曲っぽい位置付けになるようです。サビの後ろで鳴ってるギターの単音フレーズが至高。あと、サビ前のタム回し。あれで持っていかれます。ストリングスのアレンジも難航したみたいですが、その分広がりがハンパない。
9.Pulse
Baの繰り返されるフレーズが気持ちいい。
前作のLUVに入っていてもおかしくないような光のイメージ。J氏原曲ってすぐに分かりますよね。もはや職人か。
10.静寂
6/8、5/8の組み合わせのリズム。最近のLUNA SEAはこういうの平気で挟んできます。凄いのは一聴してあまり気にならないところですね。これまでのアルバムなら、6~7局目に収録されていたであろう曲なんですけど、この辺りもSteveプロデュースの影響なのでしょうか。
最後のアルペジオの隣で聴いてるくらいに近く聴こえる感じ、どうミックスしてるだろうか。恐るべし。
それにしてもRYU氏のVoエグいです。
11.so tender...
牧歌みたいです。牧歌あまり知らんけど。
ライブでは、中盤のクールダウンのパートで演りそうな雰囲気ですね。so tender~静寂の流れとかありそう。
ドラムの存在感凄いです。Steveマジック。
アコースティック1本でも成り立つような曲なので、派手なアレンジは無く(あるんですけど感じさせないという意味で)、潔い。
終わり方も潔い。
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